ハワイカダバーコース

ハワイ大学解剖学教室、Scott Lozanoff 教授のご協力を得て、fresh cadaver のコースを行う。


以前、Baltimore のJohns Hopkins University の解剖教室で行われた
内視鏡のfresh cadaver courseに参加した経験があるが、
コースのレベルの高さと教育にかける情熱がすばらしく、
3,000USD近くしたが、とても勉強になったことを憶えている。


そんなこともあって、いろいろと準備をして行ったつもりだが、
幸いコース終了後のアンケートを見る限り、
ファカルティーとしてよいものを提供できたようで、ほっとしている。



今回、楽しみにしていたことが2つある。


ひとつは解剖環境だ。
話には聞いていたが、とにかくご献体の状態がよい。
一般の方にはちょっと説明しづらいのだが、
手術のトレーニングに申し分ない状態である、ということだ。
いつも行っている手技を、さまざまな角度から検証することができる。
あらためて、ご献体下さった方々に、心より敬意と感謝の意を表します。
またわれわれ外国人にも許可して下さったご遺族にも、厚くお礼申し上げたいと思います。


もう一つの楽しみは、多彩なバックグラウンドをもつ参加者と交流できることだった。


形成外科というのは、未だに不可侵の領域を持たない診療科だ。
このことは、診療科の生い立ちからみれば仕方ないと思うのだが、
独自性にアイデンティティを求める人たちも少なくない。
しかしそうした意識が、美容外科をめぐる一連の問題にもつながっていると思っている。


テリトリーといったものは、「こちら側」が作ったもので、
治療を受ける方からすれば、なんの意味も持たない。
だから、私自身は気にしない。
知識と経験と、その医学的信頼度を評価している。


:::
で、会場は、新しくできたがんセンターの一角にある。




レクチャーを行った講義棟。
たくさんの学生と会う。
多くが、ビーサン・・



解剖室は、中庭に面している。
ひんやりとした解剖室から出ると、南国の光と空気がここちよい。



ハワイで、2日半、室内で勉強・・・
でも、こっちの人には、それふつうだよね。