Cave time

Cave time という言葉を知った。


いわゆる、引きこもりだ。


社員のメンタル管理を行う専門家が言うには、男子にはメンタルをよい状態におくために、引きこもりの時間が必要らしい。
たしかに・・・と思う。


ひとりで居ることは、きらいではない。
淋しくないワケではないが、面倒な人たちの中にいる苦痛よりは、ずっといい。
それに、こんがらがった様々な思考を、ほどいて編み直すには、こうした時間が必要と思う。



引きこもりといえば、以前、山の上ホテルにカンヅメになったことがある。
4日間を2回ほどだ。


なかなか筆が進まないことを理由に、出版社の方に、
「もしかしたらカンヅメになれば、書けるかもしれない・・・」とつぶやいたところ、
「はいっ、わかりましたっ、そうしましょう!で、いつにしますか?」と間髪入れず突っ込まれてしまった。


「あ、あ、そうですね・・○日なんかであれば・・・」
「了解です!」
(数分後・・・)
「センセ、抑えました。では、よろしくお願い致します!!」
「あ、ありがとうございますぅ・・・(だいじょうぶかなぁ)」


初日は、資料の本なんかをたくさん持ち込んで、ちょっとワクワクしてチェックインした。
まずは、腹ごしらえとばかりに、ルームサービスを取る。


資料を広げ、さて、これからバリバリ書くぞう!と意気込んだが、すぐに眠気が襲ってきて、気づいたら翌朝だった。


それからは、書いては寝て、寝ては書きとしていたら、時間の感覚がなくなってきた。
そのうちプレッシャーが、じわじわ押し寄せてきて、頭いっぱいになる。
カンヅメなんて、言うんじゃなかった、と後悔した。
なんとか脱稿までこぎ着けたが、もうしばらくいいやと思った。


でも、このところ、ちょっとアノ感覚が恋しい気もする。



引きこもり、それはオトコの心のエステのようなものか。

女子には、よくわからないかもしれないが、甘美な香りがする。